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西の河原地蔵尊大祭・万灯塔婆供養
2008年6月21〜22日 北海道古宇郡神恵内村川白(月舟寺)

今回初めて西の河原地蔵尊大祭に参加させていただきました。
私の様な宗教等に関心を示さなく生きてきた様な者が参加しても良いのか迷いましたが、若山先生から全然問題ないとの事で初めて参加させていただきました。

例年ですと6月23〜24日が正式な日時のようですが、ご参列くださる方の都合等も考え6月23日前後の土日開催となりました。

6月21日 午後7時 月舟寺本堂にて万灯塔婆供養
午後7時日本海に夕日が沈みかける頃一斉に300本ほどのローソクに火が灯され、西の河原地蔵尊大祭の前夜祭となる万灯塔婆供養
が始まりました。
ローソクに火が灯された瞬間本堂内の温度は一気に上昇しはじめます。

地蔵菩薩(じぞうぽさつ)様のお名前 
オン・カカカビ・サンマエイ・ソワカ
(サンスクリット語・インド)マントラ(真言)を唱える中ご参列くださった方々のご先祖並びに水子の塔婆供養がご住職によって行われて行きます。

‐一斉に火が灯されます‐

‐この頃は温度もかなり高い‐

‐お焚き上げ‐

その間約一時間程の間ご参列者(60名程)はローソクの火を灯し続けて行きます。
ローソクが短くなってから交換する方や半分ほど燃えた時に交換する方、1/3程で交換する方など人それぞれ、ご先祖を供養している様子が伺えました。
(燃え残りのローソクはお守りとなるようです。)

その後境内に出て祈祷された塔婆のお焚き上げが行われ、万灯塔婆供養が無事終了です。

万灯塔婆供養終了後、若山先生が感謝の気持ちを込めてご参列くださった方々にご希望の文字を書いて差し上げる(書ライブ)を執り行いました。

約30名程の人達がそれぞれ希望する文字を書いていただきました。

6月22日 西の河原地蔵尊大祭
R229積丹半島の西側に位置し(茂津多岬、雄冬岬、神威岬)海の難所と言われる海域にある。
このあたりには昔からの伝説なども多く語り継がれているようです。
午前10時川白漁港から2隻の漁船にそれぞれ乗船し出港、
約15分程で西の河原に到着、天候にも恵まれ海も穏やかでした。
 
下船後、歩きなれないゴロタ場(マムシも居る)を地蔵堂まで歩かなくてはいけない。
お年寄りには非常に大変な場所で、皆さん苦労しているようでした。

到着後すぐに祭られているお地蔵様に海難に遭われた方、先祖代々、水子の霊等の供養が行われました。

ここに祭られるお地蔵様は、木の根に宿った仏様と言われており、浜に漂着した流木を薪にして燃やそうとしたが燃えず、海に捨てたところまた浜に戻ってくるので、よくよく見ると母親が子供を抱いている様にも見えることからお地蔵様として祭られたと言われております。

現在、西の河原までは国道沿いの遊歩道から徒歩で行く事が出来ますが、足元が悪く又、熊やマムシなども出没するため十分に気を付けてください。
くれぐれも、軽装でのトライはやめてください。

帰港後、月舟寺本堂にてご住職の読経のあと昼食会を行いそれぞれご歓談のあと解散となりました。

後日、今回塔婆供養された方々にはお地蔵様でご祈祷されたお守りが月舟寺より送られる様です。

今回、西の河原地蔵尊大祭に参加させていただき、とても気さくな地元の人達にふれ会う事が出来た事を感謝しております。
これも仏様のお導きを受けた物と心に刻もうと思います。

今後、仏様に対し合掌の気持ちを忘れず日々精進する気持ちをいただいた体験となりました。

‐西の河原地蔵堂‐

‐遠くに見えるのが神威岬‐

‐周りの景色も最高‐

‐窓 岩‐

サイト管理者 千葉 記